それにしても、ここのつつじは本当に見事です。
色とりどりの花をつけた綺麗に刈り込まれてる株が整然と並んでいるその姿に、私は見愡れずにいられませんでした。
華やかな色彩でありながらも、恥じらいを秘めているかのようにうつむき加減に咲くつつじの花が、
私はとても好きです。
ところで、平等院の春の花はこれだけではありません。
つつじの株の中に、こっそりさつきが紛れ込んでいました。そして、池には蓮が。
この写真だと蓮の花が確認出来ませんね。サイズの大きい写真でかろうじて判るくらいですか(^^;
そして、裏門の影に隠れるように、こでまりが静かに花を咲かせていました。
その慎ましやかな様子に惹かれた私は、無意識のうちにシャッターを切っていました。
敷地内から出る前に、最後にもう２枚、藤とつつじの写真を撮りました。
平等院に咲く花は、皆、どことなくひそやかで、しっとりとした風情を漂わせていました。
鳳凰堂の静かなたたずまいがそうさせているのでしょうか。
散策したのはわずか１時間少々でしたが、それでも、心がみずみずしさを取り戻せたような、そんな気がしました。
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